一人暮らしをはじめる方が増える時期になりました。最小限のものだけをもってシンプルなインテリアで新生活を迎えようとする方も多いのでは?最初はミニマルに生活していても、だんだんと趣味のものや新しい生活の中で必要になってきたものなどが増えてくるもの。部屋が散らかるたびに、入居する前やしたときのようなすっきりした部屋が懐かしい!と思われる方も少なからずいそうですね。今回は一人暮らしのためのシンプルインテリアがテーマ。いろんな方の素敵なシングルライフ、見倣ってみます?!
一人暮らしでも広々としたお部屋に住めるのであれば、インテリアもシンプルにして、その空間を楽しみたいものです。こちらはスイスの築140年以上という建物をリノベーションした物件。広いテラスに面したリビングには、大きなソファが一つ。壁ひとつ隔てた裏側にはバスルーム、写真右奥はクローゼットというゆったりと空間がつながる家です。こんなゆるやかさを感じられる空間ならば、インテリアもミニマルにまとめるのがピッタリですね。色もやさしいナチュラルカラーがおすすめです。
お部屋選びをするとき、物件を見ながらどこに何を置いて、どんな部屋にカスタマイズしようか考えるのって楽しいし、夢が広がりますよね。こちらは愛媛県の建築家・Atelier A+Aの手がけた集合住宅の一室。コンクリートの打ちっぱなしの壁に、玄関横とその逆サイドの壁面すべてをガラス張りにしたシンプルでスケルトンなお宅です。コンセントやエアコンの位置などによって、ある程度家具の配置は決まってしまいがちですが、こんなおしゃれな空間ならば、家具もミニマルに楽しみたいですね。
クールにまとめたインテリアがお好みであれば、色は抑え気味にしたりモノトーンでまとめたりするとよさそう。こちらのベッドルームは、白とグレー、淡いベージュを基調としてコーディネートされています。壁に掛けられたり立てかけられたりしている絵も同系色なので、静かな温かみが感じられます。照明はベッドの両サイドに白と黒とを配することでちょっとしたアクセントに。どの家具も主張しすぎないため、ゆったりとした空気感のあるインテリアになりますね。
シンプルな部屋づくりを目指すならば、家具選びにもこだわりたいもの。こちらは男性の一人暮らしの一戸建て。玄関を入ってすぐがこちらのダイニングキッチンです。台所のワークトップはスチール製で枠のみ、といったミニマルな形状。天板下は通常収納棚が設置されていますが、そのそぎ落とされたスペースにはトレーニング用具。なんとなく住む人の人となりが伺えるような気がします。ラフに見える空間ですが、本当に好きなものや家具だけがそこにある、と感じさせられる素敵なお部屋です。
例えば、単身赴任や大学の4年間だけ、という風に期限を区切っての一人暮らしをする場合、家具にそこまでお金をかけなくても、と思う方も少なからずいらっしゃると思います。でもそれゆえに、安いものを買って4年後粗大ごみになるのは環境のことを考えると、あまり賢明とは言えません。それならば、一考してみてほしいのがこちらの家具。段ボールでできたダイニングセットです。軽くて丈夫、組み立ても簡単で、もし不要になってしまっても、古紙と共に出してしまえばリサイクルされます。見た目も個性的で楽しいかもしれません!