homify360°:森に包まれるモダンな家「KAME HOUSE」

Kiohde Hayai Kiohde Hayai
KAME HOUSE, エム・アンド・オー エム・アンド・オー Modern kitchen
Loading admin actions …

家が建てられるのは住宅地ばかりではありません。それは郊外の地に建てられることもあります。もちろん郊外にあるのは市街地とは違った周辺環境。そこでは周りに森が広がっていたり、近くに山があったりと自然を身近に感じることができるでしょう。今回紹介したいのは、そんな自然の多い環境に建てられた家です。それがどのような空間を生み出したのか、早速見てみることにしましょう。

郊外に建てられた家

今回家が建てられるのは北海道の郊外の地。クライアントは約150坪の敷地を住宅地の端に買いました。そして雑木林の中に立つ家を建てることを計画しました。このようなクライアントの要望に応えたのは建築事務所エム・アンド・オー。建てられた家「KAME HOUSE」は、敷地の近くに広がる自然を感じられ、そしてモダンな外観を持つ、特別なものとなっています。

個性的な家の外観

建てられたのは木造平屋建ての建物。その構造は箱型の建物が集まった形をしています。外壁は黒色にまとめられており、シンプルな印象を与えるでしょう。このような建物は中心の建物から付属の建物が繋げられており、家に付けられた名前の通り手足を伸ばす亀のような姿になっています。もちろん他では見られない形をしており、一度見たら忘れないような個性的な外観と言えるでしょう。

明るい室内空間

黒色いまとめられた外観とは対照的に家の中には明るい空間が広がっています。それを感じさせるのは白色の壁。そして明るい茶色のフローリング。木や明るい色でまとめられた空間は暖かな雰囲気を演出します。このような明るい部屋を一層明るくするのは大きなガラス窓。そこからは外の光を多く取り込むことができるのです。もちろん外に広がるのどかな風景を家の中から存分に楽しむことができます。そして家族の団らんの場所に心地良さを与えてくれるでしょう。

全方位の風景を眺めることができる空間

風景を取り込むことを可能にしたのは特別な家の構成です。中心部分にあるリビングルームを囲むように玄関、納戸、個室3室の計5個の箱型の建物が配置されています。このような各建物の間に取り付けられたのが大きなガラス窓。リビングルームの周りには間隔を空けてガラス窓が配置されることになります。そのためリビングルームからは全方位の風景を眺めることができ、周りの広がる風景の中にいるような感覚を感じられるのです。

雑木林に囲まれた家

今回150坪の敷地に対して約22坪の家が建てられました。周りにはまだ利用可能な土地が残されています。今後10年間の間に、その未使用な土地に木々を植えていくそうです。10年後には敷地は雑木林となり、クライアントが求めていた夢は叶うことになります。そして木々に包まれるような自然を身近に感じられる生活を送ることになるでしょう。

Need help with your home project?
Get in touch!

Highlights from our magazine