homify 360°: 自然を身近に感じる家「霧島の家 」

Kiohde Hayai Kiohde Hayai
霧島の家, 株式会社 住まいず 株式会社 住まいず Eclectic style dining room
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現代の生活では自然を身近に感じることは簡単ではないかもしれません。家の周りに並ぶの多くの家。近くに森も無ければ、山も無いということは多いでしょう。そして家に庭を設ける敷地も無いとなると、自然を感じるためには遠くに出かけなくていけません。ですが、都会で近くに森や山が無くても自然を感じることができます。それを可能にするのは多くの木を素材に使った家に住むこと。そんな木の家を今回は紹介したいと思います。

地元との繋がりを感じさせる外壁

今回木の家を建てたのは多くの家の設計を行う株式会社 住まいず。家は鹿児島県の霧島市に建てられました。木造2階建ての家は黒色と白色の外壁に覆われています。一見すると普通の壁ですが、地元鹿児島との強い繋がりがあります。それは外壁の素材に使われた「シラス」。それは九州南部に見られる軽石や火山灰で壁の素材などに使われています。本住宅では地元で産出される素材を使い、場所との結びつきを持った家になっています。

木がふんだんに使われた家

家の中に広がるのは暖かな空間です。それを感じさせるのは家の至る所に使われている木材。床、柱、梁などに木材が使われています。そのため上を見ても、そして下を見ても木材が見えます。そして木に包まれているような感覚を感じることができるでしょう。また木が持つ暖かな素材感は自然素材特有の暖かさを感じさせます。そして心地良い住まいの空間を演出してくれるでしょう。

触感で楽しむ木の家

リビングルームに見えるのは大きな窓、そして床一面に広がるフローリング。床板には地元鹿児島産の杉板を使用しています。それは一般的な木材とは異なり「浮造り」と呼ばれる特殊な加工をしたものが使われています。それは木材の柔らかい部分を凹ませたもので、木目が僅かに浮き上がっています。そのため木の素材感を触れて感じることができるでしょう。ここではスリッパ要らずの家が考えられ、木を直に触れてその触感を楽しむことができるのです。

ウッドデッキが感じさせる開放感

このような家で自然を感じさせる空間が他にもあります。それはリビング・ダイニングの外側に設けられたウッドデッキ。ヒノキ製のウッドデッキは屋内の床と同じ高さになっており、気軽に出入りすることができます。窓を開けてしまえば、それは屋根の無い部屋の一部のようにさえ感じられるでしょう。このようなウッドデッキは屋内と屋外を繋げて、解放感や、外の空気、そして暖かな太陽の光を楽しませてくれるのです。

木の家が感じさせる自然

家を木の家にすれば、家の至る所にある木材の素材感を身近に感じることができます。もちろんそれは触れるだけではなく、その匂いを嗅ぐこともできるでしょう。家の中に漂う木の匂いは、まるで森の中にいるような感覚さえ感じさせてくれるかもしれません。もし常に自然を身近に感じたいと思うのであれば、木の家を建ててみてはどうでしょうか。きっと木が持つ暖かさや匂いが、素敵な生活を演出してくれるかもしれません。

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