無添加住宅の優しい暮らし

A.Imamura A.Imamura
土佐木材、土佐漆喰で建てた気持ち良い家, エニシ建築設計事務所 エニシ建築設計事務所 Classic style living room
Loading admin actions …

無添加住宅は化学物質を含まない自然素材で作られる身体にも環境にも優しい住まいです。シックハウスとは無縁の素材や地産の材料や伝統工法などで建てられる住まいは、安全性だけでなく、環境、そして将来の家のメンテナンス経費にも優しい住まいです。今回はそんな無添加住宅の優しい住まいを覗いてみましょう!

長く愛着を持てる無添加住宅

無添加住宅は、自然素材・天然素材で建てる健康で快適にすめる住まいです。家の寿命は接着剤の寿命などと言われたりしますが、化学建材や化学接着剤が使用されない無添加住宅は、長寿命の家で長く愛着を持ちながら暮らしていくことを可能にします。こちらは、でんホーム株式会社が手がける無垢フローリングの質感が優しいリビングルーム。素材は体によく、肌ざわりもとても気持ちの良いものに仕上がります。オイルやサンドペーパーを使いきちんとメンテナンスしておけば、きれいにながく愛せる自慢の住まいとなるでしょう。

無添加住宅ならではの漆喰壁の質感

こちらは、築50年の祖母の主屋をリフォームした住まい。キッチンの天井は砂漆喰スタッコ調に改修され、自然木材の質感や時間経過を感じる梁と合わさり素朴でモダンな印象に生まれ変わりました。しっくい壁は、空間の湿度を適度に調節してくれるので結露のできやすいキッチンには最適の素材と言えるでしょう。また、無添加住宅に使用される漆喰は良質で安全性の高いものであると同時に、プロバンス風や日本の古民家風等どんなデザインの住まいにもマッチする仕上がりが期待できます。

こちらでは「漆喰でおしゃれかつ健康的な住まいに!そのメリット・デメリットまとめ」を紹介しています。

photo:K.sugino

自然素材の上質さで

こちらはシンプルな空間に大谷石や無垢の板、 和紙や漆喰などの自然素材を使うことで本物が放つ空気感が上品な印象をもたらす住まい。「からだに悪いものは使わない」、「人体に直接触れる内装材にこだわる」、無添加住宅のコンセプトは家族を守り、どんなに凝ったデザインよりもワンランク上の上質な住まいをつくることができます。

地元の素材と工法

無添加住宅は家族に優しいだけでなく、環境にも優しい緑と共に暮らす家です。自然素材を輸入するのではなく、できるだけ地産の素材を使用することで環境に優しい配慮に。こちらは高知市に建つ土佐木材、土佐漆喰で建てた気持ち良い家。地元土佐に古来から伝わる黄色味のある土佐漆喰、大工手加工、伝統工法で建てた住まいは、立地の気候にあう耐久性と住みやすさが魅力です。このような地元自慢のできる優しい自然素材と伝統工法の住まいはいかがでしょうか?

伝統工法の技が活きる

こちらは、シックハウスの心配のない昔ながらの木組、土壁、漆喰を使用しながら作られた和風モダンの和室。網代天井と朱色の壁が上品な美しさを醸し出すこちらの住まいは、構造材はもとより、障子・家具にいたるまで地域材を活用し、地域の職人技術を継承していけるよう考えて建設された住まいです。地震にも日本の風土にも適した土壁と木組みの伝統工法の家は、体にも心にも優しく、長く地元からも愛される住まいとなります。

外観にも自然素材

こちらは自然素材に包まれた石屋根の家。外観に使用される天然石は劣化せず表情も豊かに、木製のドアはアンティーク感のあるおしゃれな雰囲気を演出しています。石屋根は、特にヨーロッパで屋根材として古くから利用されており、数百年もの風雨に耐え、年月を経て重厚な風合いを醸し出してゆきます。またアスベストなどの飛散物質は無く、生産時に二酸化炭素を排出しない環境に優しい点も。エコな家づくりは、外観にも優しい自然素材の個性がみられます。

Need help with your home project?
Get in touch!

Highlights from our magazine