お正月の伝統をよりモダンに演出するには?

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押し絵 ミニ羽子板 門松とつき羽根, 古裂工房 うさぎ 古裂工房 うさぎ Other spaces Silk Yellow
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いつものお正月を今年は新鮮な気持ちで演出したい。モダンな住宅に合う現代流にアレンジしたお正月飾りをしたい、とお考えのあなた。ぜひこちらを参考にしてみて下さい!

古布を使用した羽子板

長野県の古裂工房うさぎは、江戸から昭和にかけて生産された美しく趣きある古布を使用して作品を作っています。こちらは金彩のかかった絹布を土台に、縮緬で作ったお正月モチーフを組み合わせた羽子板です。お正月の伝統的な遊びである羽根つきには厄払いの意味があり、羽子板は女の子のお守りとされてきました。落ち着きの中に味わい深い美しさを感じさせる羽子板は、母や祖母へのプレゼントにもいいかもしれません。

ガラスの鏡餅

多くの人が思い浮かべるお正月飾りといえば鏡餅ではないでしょうか。本来鏡餅は、家の中で年神様の居場所となる役割を持った神聖な飾りなのですが、その姿はどこかユーモラスで可愛らしさも感じさせます。こちらは香川県のガラス工房グラスタイムの職人が作り上げた、泡ガラスで作った鏡餅です。気泡の入った軽やかで透明感のあるガラスのお餅と、独自にブレンドした色ガラスを使用したリアルなみかんが、小さくても独特の魅力を放っています。仕上げに飾った組紐がキュートです。

モダンなしめ飾り

しめ縄アレンジ 雫型, Fiora Fiora Asian style corridor, hallway & stairs Accessories & decoration

こちらは京都南部を拠点に活動するFioraによるモダンなしめ飾りです。特に都市部ではしめ飾りを飾る家が年々減りつつありますが、本来しめ飾りとは”我が家は年神様を迎える準備ができました”という合図となる神聖な飾りです。新しい一年の幸を願うならやはり取り入れたいですね。このようなしめ縄ならモダンな住宅にも合い、フラワーアレンジメント感覚でお正月の雰囲気を華やかに盛り上げてくれます。飾る時期はいつでも良いわけではなく、大掃除を終え、清潔な家に年神様を迎え入れる準備ができた時に飾ります。本来はすす払いが終わった12月13日でしたが、現代はクリスマス後、28日までに飾るのが一般的です。

特別な重箱

お正月といえばおせち料理です。今年はおせちを詰める重箱にもこだわってみませんか?こちらは岩手県の町田俊一漆芸研究所 LAKKAによる和紙張りの重箱です。特徴は和紙を二枚貼り、その上に朱を塗って仕上げられていること。職人によって丁寧に作られた質の良さと、和紙ならではの繊細で豊かな質感、深みのある色彩が控えめな日本らしい美しさを感じさせます。しっとりとした華やかさでおせち料理を引き立ててくれること間違いありません。サイズは縦x横19.5cm、1段の高さ5.5cm、3段重ねで高さ17cmとなります。

白磁製の箸置き

重箱があれば箸置きが必要ですね。こちらは栃木県のハンドメイド作家はなわかによる白磁製の箸置きです。白磁とは白い素地(磁土)に透明の釉薬をかけ、1350℃以上という高温で焼き上げたもの。硬度が高く透明感のある柔らかい白さが魅力です。こちらはレンコンをかたどった箸置き。おせち料理にも入っているようにレンコンは”見通しがいい”という意味を持つ縁起物なので、お正月の食卓にぴったりです。滑らかな白磁の白に映えるポップな差し色が上品な遊び心を感じさせる一品です。

特別な年賀状

昨今はメールで済ます人も多くなってきましたが、年賀状はお正月に欠かせない要素のひとつ。やはり日頃からお世話になっている人にはきちんとした形で送りたいですね。こちらは主に紙による作品を制作している紙成 鳴美による鳳凰が飛び出すポップアップカード。金と朱という華やかでおめでたい色調をバックに飛び出す翼を広げた鳳凰が迫力です。新しい一年の始まりに幸とパワーを与えてくれそうな特別な年賀状です。

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