幸せとリラックスを。ヒッピースタイルインテリアの作り方

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Silver Moroccan Tray, Fate London Fate London Mediterranean style houses
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ヒッピーが生まれたのは1960年代後半。ヒッピーとは伝統や制度など社会における既成の価値観を否定し、自然と共に生きようとする人々のこと。ベトナム戦争時には愛と平和を訴え続け、戦時下のアメリカで一大ムーブメントとなりました。「武器ではなく、花を」というスローガンはあまりにも有名。世界的な情勢不安を感じる現在、このスローガンは再び胸に深く響きます。自然と平和を愛したヒッピーたちのスタイルを参考に、心からリラックスできるピースフルな部屋作りをしてみませんか?

ヒッピーのようにゆったりリラックス

ヒッピースタイルのインテリアのポイントは”低さ”です。座面の高いソファや肘掛け椅子よりも、座椅子のような脚のないタイプや、高さを抑えた重心が低いどっしりとしたデザインのものを選びましょう。視点を低く保つことを意識して部屋作りを行うとうまくいきますよ。体を包み込むような柔らかいソファや寝椅子、そしてたっぷりのクッションやブランケットがあれば、時間に追われるストレスを忘れてゆったりリラックスできます。子ども達がいるなら布製の小さなテントを設置したり、ハンモックを吊るすと遊び心と自由な気っ風を感じることができます。

大胆でハッピーな色使い

落ち着きのある部屋を作るために中間色の使用を何度かおすすめしていますが、ヒッピースタイルのインテリアには明るい色同士の組み合わせで大胆な色使いを楽しみましょう。フラワーチルドレンのような、愛と平和を象徴する花々の鮮やかな美しさを思わせるピンクやイエロー、オレンジ、黄緑といった色彩をあなたの感性で自由に楽しんで下さい。ただ、床は塗装せずナチュラルな木材のまま維持したり、大きな座面の布張りソファはブラウンや生成りを選ぶとリラックス感と落ち着きが失われません。

モロッコ風のアクセント

モロッカンスタイルを意識したエキゾチックなアクセントを加えると、より本格的かつスタイルのある仕上がりになります。例えば伝統的な刺繍が施されたオットマンやバブーシュ、イギリスやインドに負けないハイレベルなお茶文化のあるモロッコのティーアイテムなどを加えると、大人でも楽しむことができるきれい目なヒッピースタイルのお部屋になりますよ!

アートやパターン

ヒッピー文化はサイケデリックなアートやパターンも生み出しています。ヒッピー文化が最盛期だった1970年代のアートを壁に飾ったり、グラフィカルなパターンのテキスタイルをカーテンなどに利用しましょう。セカンドハンドやデッドストックで見つけたヴィンテージ品なら、レプリカにはない本物の良さや存在感を十分に感じることができます。70年代に若者だった人物に一度尋ねてみるのもいいかも。

のんびりした雰囲気の観葉植物

自然と共にゆったり生きるスローライフを目指したヒッピーたち。室内にフレッシュな生命力と緑を加えてくれる観葉植物はヒッピースタイルに不可欠です。観葉植物の選び方も他の家具と同じように、のんびり&リラックスした雰囲気のものにします。例えばモンステラやオーガスタ、クワズイモなど丸みのある大きな葉を持つもので、葉の重みで自然と茎が柔らかくカーブするような植物がおすすめ。直線的で細く尖った要素を持つ植物は避け、曲線的で大振りな枝葉を持つものが良いでしょう。

照明や香りで雰囲気作り

柔らかく優しい光の間接照明をいくつか設置したり、大小のキャンドルを複数使用するとムードのあるお部屋を作ることができます。アロマが配合されたものなら良い香りも広がって一石二鳥です。スティックタイプのお香は安価で様々な種類の香りが揃っているので、気分やシチュエーションに合わせて選ぶのも楽しいですね。ただ煙の出るお香は室内のテキスタイルにも匂いが付くことがあるので、気になる方は煙が少ないタイプを選ぶか、アロマキャンドルやアロマディフューザーがおすすめです。加湿できるタイプなら乾燥対策にもなります。

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