古い家をモダンに変えるテクニック6

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A Spacious Apartment in Prenzlauer Berg, lifelife GmbH lifelife GmbH Scandinavian style living room
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新築以外の住宅を手に入れて自分たちでリノベーションするという選択をする方も昨今では増えています。しかしそれがかなり年月を経た中古住宅である場合、間取りや室内構造、設備などがやはり古くさく垢抜けない雰囲気である場合が多いことも確かです。そこで今回は古い家をモダンに洗練された印象に変えるテクニックを六つ紹介します。古い住宅やマンションを現代的に、居心地のいいインテリアに変えたい!という方、ぜひ参考にしてみてくださいね。

キッチン

まずはキッチンから見ていきましょう。キッチンは設備の機能性と使いやすさが直結するため、かなり古いキッチンである場合はコストを投入してでも全面的なリノベーションをおすすめします。特にこちらのようなミニマルスタイルのキッチンなら機能性と実用性はもちろん、小さいスペースでも広く明るく見せることができます。白い壁と明るい木材のソフトな中間色の色調が清潔感があり、居心地が良さそうなキッチンです。

正面の壁に見える丸いアーチは元々は出入り口だった場所。壁を造り、収納やディスプレイのためのスタイリッシュなコーナーへと変換されました。モノトーンの市松模様の床が小気味良いリズムを作成してモダンなコントラストのあるキッチンへと生まれ変わりました。

寝室

古い家やマンションの寝室はとにかく小さく暗い空間であることが多々あります。小さなスペースをさらに窮屈にしないために、壁や天井、できれば床も明るく柔らかい色調で統一しましょう。こちらの寝室は白で統一した空間に暗い色のカーテンを設置しています。これは暗い色ほど沈み込み奥にあるように見えるため、部屋の奥行きを強調できるというテクニック。また、窓の上部からでなく天井からカーテンが掛けられているため垂直のラインも強調されています。部屋の奥行きや天井高を強調しスペースを広く見せるテクニック、古い家を新しく広く見せたい時にぜひ活用してみてください!

スライドドア

古い家やマンションで問題となるが間取りです。古い建物の間取りは小さな個室で区切られていることが多く、それぞれの部屋の狭さや暗さが気になります。こうした古い建物をモダンに変えるには、壁を取り払い広々としたオープンスペースへと改造します。単にだだっ広くすると使いにくかったり、建物の構造上壁を撤去できない場合もありますが、そんな時に活用したいのがスライドドアです。光を通すガラスのスライドドアならスペースの広がりを損なわず、ニーズに合わせて部屋を仕切ることができます。古い建物にありがちな小さなドアよりも、床から天井までのスライドドアの方が水平および垂直のラインを強調できるのでスペースも広く見えます。

バスルーム

キッチンと同様バスルームも古い家の古い設備では機能性が低く、快適に使用できない場合が多くあります。古い家やマンションではお風呂の給湯機能やバスタブのサイズ、フィッティングやトイレの清潔感など気になることが多くあります。浴室、洗面所、トイレなどはやはり専門家の助けを借りてリノベーションするのがベスト。機能には問題が無く、とにかくインテリアをモダンに見せたい場合は自然光をたっぷり取り入れる、中間色で統一する、生活感の出るアイテムはすべて収納家具内へ隠すなどのシンプルなテクニックでも印象を変えることができますよ。

収納スペース

古い建物では食洗機や洗濯機などの大型家電を置くスペースが想定されていないこともあります。 昔はすべて手作業で行っていた家事を現代の生活では家電が行い、その分様々な機械が家庭に置かれているはずです。そのため写真のようなビルトインの大型収納スペースを造ると室内が乱雑になるのを避けることができるだけでなく、これらの家電を隠すことができます。モダンにデザインされている住宅はこうした隠れた収納スペースが用意されているため空間全体が無駄がなくすっきりと見え、古い住宅では収納家具を追加で置くしかないのでより狭く、洗練されていないように見えてしまうのです。古い家をモダンに改造するにはビルトイン収納に注目してみてください!

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