広々としたスペースは多くの人にとって憧れです。しかし単に広いスペースでは家具のレイアウトに迷ったり、オープン過ぎて落ち着かないという事態に陥ることも。
せっかくの広いスペースだから壁は建てたくないけれど、何となくエリアごとに仕切りが欲しい… 視線を少しだけカットしたい… 。そんな願いを叶える今回の特集【 壁なしでスペースを仕切る10の方法】です。部屋の規模やインテリアスタイル、ニーズに合わせて選んでください!
それでは詳しく見ていきましょう!
天井の梁で仕切るなんてまさか、と思う方もいるかもしれません。確かに梁は床には何の影響も及ぼしていません。しかし実際には視覚的にゾーニング効果があるのです。その効果をさらに高めたいなら壁に絵を飾ったり、スペースごとにテーマ色を変えると良いでしょう。
二つ目は家具のレイアウトによってスペースを仕切る方法です。本棚やキャビネットで境界線を作るというやり方だけでなく、写真のようにソファや椅子をコの字やロの字型に配置すれば、適度に囲われたリビングエリアを作ることができます!
スペースを仕切りつつ装飾性も加えることができる方法が色の使用です。こちらの例では白い艶やかな床のエントランスホールと、深みのある赤で塗られた階段という組み合わせ。とても印象的でドラマチックな効果を生んでいます。
装飾アイテムの配置でもスペースを仕切ることができます。一対の観葉植物をゲートのように置いたり、壁面に複数のアートや写真を直角のラインを意識して並べると良いでしょう。
自立式の仕切り壁は手軽に、でも確実にスペースを仕切ることができます。天井に届かない高さのものの方が光を遮らず圧迫感も少ないのでおすすめです。壁色を変えてアクセントにしたり、アートを飾るなどで装飾に役立てましょう!
自立式のパーテーションは手軽でフレキシブルな仕切り方法です。仕切りが不要な時は折り畳んで収納できるタイプが省スペースなのでおすすめ。木製のクラシカル&ナチュラルなパーテーションから、写真のような電話ボックスを模したものまでインテリアに合わせて選んでください!
双方の部屋からの視線をしっかりカットしたいというよりも、スペースを心理的に分けたい程度ならガラスで仕切るという手段もあります。これは特にあまり広くないオープンスペースでおすすめです。金属フレームならインダストリアル風味を加えることができます。明るさを維持しながら視線をよりカットしたいならすりガラスを選んでください。
スペースごとに床材を変えると空間の広がりはそのままで高いゾーニング効果があります。例えばこちらの住宅。エントランスホールは青&白のクラシカルなパターンのタイルが、奥のスペースはツヤ感の強いブラウンのタイルが設置されています。オープンプランのキッチン&リビングルームなどで応用したいテクニックです。
光や風は通したい、視線はそこまで気にならない、それよりインテリアの魅力が高まるような装飾性の高い仕切りが欲しい、こういった場合は格子の仕切りがベストです。素材や色、格子のパターンやサイズで様々なインテリアスタイルに適応可能。和風建築にももちろんおすすめです!
オープンスペースをそれぞれ独立した個室として分けたいならスライドドアを設置しましょう。スペースが完全に分離されますが壁とは違い、ドアの開閉で再びオープンスペースに戻すことができるフレキシブル性がとても便利で実用的です。