都会的センスと温かみを両立させた家

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今日紹介するのはスイスの建築家Marty Häuserが手掛けたキューブ型の美しい家です。近年のトレンドであるキューブ型住宅の中でも、都会的なセンスと家族のための暖かい住処である居心地の良さを両立させたこの住宅は、一見の価値有り。特に内部はたくさんのインスピレーションを得られること間違いなしですよ。さっそく見ていきましょう!

外観

こちらが外観。たくさんの開口部とテラスとしての切り込みが入っており、シンプルながらモダンさとスタイリッシュさを醸し出している佇まいです。キューブ型に加え真っ白い外壁は時に、無表情でのっぺりとした印象になってしまうこともありますが、ところどころに使用した木材と、外部との繋がりを意識した開放的な構成で魅力的な外観となっています。

エントランス

家に入ると、壁から天井まで延びる打ちっぱなしのコンクリートが目に入ります。通常この大きな面積をコンクリートにすればクールで強い印象になりますが、床を明るい色味のフローリングにすることで優しさと家庭的な雰囲気も併せ持つ空間となっています。スペースをより流動的にするために階段の手すりは無くし、ステップをフローリングと同じ素材にすることで連続性も獲得しました。

バスルーム

ビビッドなオレンジ色が特徴的なこちらはバスルームです。 特大のシリアルボウルを思わせる丸いバスタブがポップでユニーク。ガラスの壁の向こうにウォークインシャワー室があります。 鮮やかなオレンジのパワーで毎朝元気をもらえそうなバスルームですね。リビングや寝室のように長時間滞在しないバスルームだからこそ、こんなふうに大胆な色使いに挑戦してみるのもいいかも。

​ダイニングルーム

ダイニングルームは特大の窓の前に設置されました。 窓の向こうの緑豊かな景色が黒いフレームで切り取られている様は、鮮やかな風景画のようです。 ダイニングルームの家具はモダンな空間とは全く対照的な、アンティークの繊細さと親密感を感じさせるもの。このミックス感がこの住宅の魅力のひとつなのです。

​リビングルーム

リビングルームは広さと天井の高さが印象的な大空間です。コンクリートの壁&天井、そして天井の高さにもかかわらず、非常に居心地の良いスペースとなっているのは、中間色のソファと家具、そしてライトの使い方によるもの。シンプルな形の照明を二つ、そして三つ目にダイヤ型の木製ランプ(スイスではオリガミランプと呼ばれます)を設置して遊び心のあるアクセントに。

こちらは階段を上がった先、プライベートゾーンとして個室が並ぶ二階です。落下防止の手すりはガラス製で、モダンスタイルかつ、視線を遮らず開放感をキープ。

延床面積:308平方メートル

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