暮しのヒントはエコロジー

A.Imamura A.Imamura
板倉の家, HAN環境・建築設計事務所 HAN環境・建築設計事務所 Eclectic style living room Wood Wood effect
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暮しのヒントは、あなたの毎日の生活を、より楽しく心豊かに、そして健康な生活をサポートするものです。自分のライフスタイルと家、健康な生活、周辺環境に配慮したエコロジーな暮らしなど、大きな目線で自分の生活と住宅の関係を見直してみましょう。今回は、暮しのヒントはエコロジーを紹介していきます。

暮しのヒントはパッシブハウス

暮しのヒントは、自分たちの住む環境に配慮し、その気候にあった家のデザインを考えることからはじまります。家の立地する気候と四季にあわせたパッシブハウスは快適な暮らしを私たちにもたらしてくれます。パッシブハウスは、断熱材や高性能な窓、熱を逃さない換気システムを導入することで、快適な住環境をつくります。寒い冬に帰宅すれば暖かい室内が迎えてくれる。蒸し暑い夏は、カラりと涼しく過ごせる。そして、その快適さは冷暖房を多用することなく保たれるので家の熱費が抑えられるといいうメリットがあります。

こちらでは合わせて「パッシブハウスとは?その家づくりのポイントまとめ」を紹介しています。

暮しのヒントはサスティナビリティ

暮しのヒントの中で、住宅エコロジーを考えることが大切です。持続可能性と住宅の問題には、現代的なライフスタイルにあわなくなった住まいやマンションの改修問題も含まれます。空き家が多ければ、それだけ街が衰え、また治安も悪くなるという悪循環が起こります。こちらはCAMP DESIGN INC.が手がける団地再生の改修プロジェクト。団地という画一化された間取りを個性と魅力ある空間に改修することで、住まい手の居心地と暮らしを新しくよみがえらせます。家と暮らしが街をつくるという意識が快適な暮らしの始まりとなる一例です。

写真|Kentahasegawa

建材と地域を意識

私たちが家を建てる際、快適な暮しと持続可能な社会を意識しながらできることは何でしょうか?そんな問いに答えてくれるのは、こちらHAN環境・建築設計事務所が手がける住まい。まるで自然の中に居るようなナチュラルな空間は、地産地消費を意識し、木材は東京の構造材、関東の内装材が使用されています。また金物を使用しない伝統工法が考慮されています。このような地産消費はエコなだけでなく地域の活性化に繋がり、また大工を中心とした技能集団が中心的な役割を果た住宅は、若手技能の育成や木造技術の伝承などにも貢献していきます。

クレジット: 撮影:吉田誠

太陽光発電で地球に優しく

こちらは太陽光発電を設置した住まい。太陽光発電はエコでクリーンな次世代エネルギーとして大きな役割を期待されています。このような太陽光発電住宅は暮らしに必要なエネルギーを我が家で作り出すことで、クリーンなエネルギーで環境にやさしく健康で、そして家計にもやさしいといったメリットがあります。初経費やメンテナンス費は掛かりますが、余った電気があれば売電できるシステムもあります。

効率の良い換気と家の健康

効率の良い換気は家族と家の健康に欠かせません。しかし、ただ窓を開ければいいというわけではなく、窓の配置や開閉により室内に効率のよい空気の流れを作る必要があります。例えば、こちらの中庭を中心としてぐるりと回遊するよう各部屋が間取りされた住まいをみてみましょう。全ての部屋が中庭に向けて全面開口できることで、通風や採光を最適に調整することができ、エネルギー負荷の小さい快適な住まいを実現しています。きれいな空気が循環する空間で生活することは、健康な暮しには欠かせないポイントです。

本当に必要な家の広さとは?

生活に必要な住まいの広さを基準として定められた「最低居住面積水準」というものがあります。健康で文化的な生活を送るために必要とされる面積を水準したもので、1人暮らしで25m2、夫婦など2人暮らしで30m2、4人家族では50m2と言われています。都心部のマンションや一戸建てなど、立地環境や住まいの形態で広さの水準は変わってきますが、家族で健康に暮していくために本当に必要な家の広さを考えておくとよいでしょう。住まいを購入するときには、家族構成やライフステージの変化に柔軟に対応できるプランをたててみましょう。

クレジット: Andre Eisenlohr

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