お風呂に関する常識まとめ:正解or不正解?

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​River side house / House in Horinouchi, 水石浩太建築設計室/ MIZUISHI Architect Atelier 水石浩太建築設計室/ MIZUISHI Architect Atelier Modern bathroom
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お風呂は白で統一するのが正解。狭いお風呂は快適ではない。… 本当ですか?いつの間にか常識だと思っていたお風呂に関する事柄をもう一度見直してみませんか?

完璧なバスルームを求めて

いつも清潔で気持ち良く、一日の疲れをざばりと洗い流してくれるような完璧なバスルームを求めていますか?巷で言われているお風呂についての常識的な事柄や固定概念を捨てると、もしかしたらその完璧なバスルームを実現させる近道になるかもしれません。お風呂に関するまとめを質問形式で見ていきましょう!

1、窓の無いバスルームでも大丈夫?

あるに越したことはない:気持ち良さそうなバスルームとは明るく広々としたバスルーム。自然光が差し込む窓があるに越したことはありませんが、集合住宅や、一戸建てでも建設上不可能な場合が多々あります。生活の中でお風呂タイムを重視するのなら新築や改装の際に窓の設置をおすすめします。窓が無い場合は常に換気扇を回したり、ドアを開け放って空気の流れを確保するなどの湿気対策を行いましょう。天窓のあるバスルームはプライバシーを確保しながらとてもドラマチック。

2、整理整頓されたバスルームのためにはたくさんの収納スペースが必要だ

はい:収納力があるに越したことはありません。ビルトインの壁面収納や写真のような一体型のキャビネットなら大容量かつ平面的ですっきりとした見た目を維持できるので、バスルーム全体を整理整頓された清潔で広々とした空間に見せることが可能です。

3、小さいバスルームにはシャワーのみ、大きいバスルームは浴槽付きにする

いいえ:浴槽のサイズがバスルームの大きさに依存することは確かですが、すべてはあなたと家族の好みで選ぶことができます。ほとんど浴槽に浸からないというのなら、バスルームに広いスペースが確保できるという場合も思い切ってシャワー室のみを設置して、残りのスペースを他の用途に使用しても良いと思います。お湯に浸かりたくなったら気軽に銭湯という大浴場へ行ける素晴らしい文化が日本にはありますからね。自身と家族のニーズに合わせてフレキシブルに考えましょう。

4、バスルームは白で統一するのがベストだ

いいえ:バスルームに適した色はあなたの家がどんなスタイルなのかによります。モダンやミニマルスタイルであれば白を基調に黒やグレーを追加してハイコントラストでスタイリッシュな色調にしたり、ラスティックスタイルやカントリースタイルがお好きであれば、ベージュやクリーム色などの暖色系、木材のナチュラルな色彩を生かすのも良いでしょう。白は明るく清潔感があり、中間色はやや明度は下がりますがリラックスできる空間を作ります。爽やかなマリンテイストのブルーなど、鮮やかな色に挑戦してみるのもおすすめ。

5、狭いバスルームは快適ではない

いいえ:特に狭小住宅を得意とする建築家にかかれば、狭くても小さくても、明るく開放感すら感じる快適なバスルームが実現します。例えばこちらはKOTA MIZUISHI / MIZUISHI ARCHITECT ATELIER が手がけた建築面積9坪という超狭小住宅におけるバスルーム。淡い中間色とガラスを使った抜け感のある設計で圧迫感をまるで感じさせません。

6、モダンスタイルのバスルームに木材は使えない

いいえ:木材を使用したバスルームと言えば、日本の伝統的なヒノキ風呂が浮かびます。旅館や歴史ある日本家屋を思い起こさせるとても古典的な木材のお風呂です。しかし、それと真逆であるようなモダンスタイルでも木材を使用することは可能です。浴槽そのものに使用はできませんが、脱衣所や洗面所にチークやオークなどの硬木を使用すると、重厚感と高級感のあるバスルームを作ることができます!

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